文学界にかんする考察

日本社会に、強い潜在的影響を及ぼす文学界について、考察していきます。

2012年11月

 パブーから、Kindleに対応したというお知らせが来ました。パソコンを替えてから放置気味だったパブーに行ってみたら……ホントだっ! キンドル・ペーパーホワイトがほしくなってきたなあ。

 遅い反応かもしれませんが「Kindleダイレクト・パブリッシング」日本版がAmazon.co.jpでスタートし、ここでの個人出版が(無料で)可能になりました。希望するなら、販売地域の選択を「世界」にして、世界に向けて自分の作品を発信することもできるんですね!

 まあこれまでもBlogger、WordPressでブログ、Jimdoでホームページを作り、世界に向けて個人的な某かを発信したことがあるのだから(放置気味か非公開設定にしてノートとして使っているだけで、世界に発信というのはほとんど嘘)、わたしにとってはブログやホームページが電子書籍になるという違いがあるだけなのかもしれませんが。

 でも、出版社との縁が作れないわたしのような作家の卵にとっては、何ともいえない解放感があるのです。

 そのうち、わたしの作品を外国語に翻訳してくれる人が見つかるかもしれませんしね。現に息子が論文的な作品なら、何とか英訳できるかもしれないといってくれています(評論なら、息子の翻訳でいけるかもしれません。尤も、最近は仕事が忙しくて、こんな話、忘れたかもしれませんが)。

 Kindle出版に関しては、様子見といったところです。まずは情報収集から、と思っていまして。以下のサイトは、わかりやすいです。


キンドる速報
  電子書籍の個人出版を応援するレビューサイト
  http://blog.livedoor.jp/ebookdistribution/ 



 近日パブーで配信予定の電子書籍『田中さんちにやってきたペガサス』は遅れていますが、先に基幹ブログ「マダムNの覚書」に設定している「当サイトで紹介した作家・思想家一覧」の更新を済ませたいと思っています。何しろ古いパソコンは動作が重くて重くて、一覧の更新どころではなかったのでした。

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ふいに、昔ながらの道具に似せたある装置を使って、奇想天外なことをやっている二人組の姿が頭に浮かんだ。

ふわりと降り立ったインスピレーション……うーん、これをこの先どうすればいいのだろう?

これを生かせば、SF色の強い作品を書くことになりそう。このところ、タイムマシンに関する様々な肯定的、否定的な仮説を読み、それについて考えていた。

それが引き寄せたインスピレーションだと思う。ファンタジー風の作品は書いてきているが、SF色の強い作品は書いたことがないので、戸惑う。

尤も、SFとファンタジーの定義は明確ではない。最近では、SFファンタジーというジャンルもあるらしい。

ところで、表現上の矛盾があるが、神秘主義者の辞書には神秘という言葉は存在しない。科学的な根拠のない現象というものは、ないと考えられている。

科学者は研究をするために装置を使い、神秘主義者は浄化されたハートを使う。

こうした考えかたに馴染んできたわたしは、架空の世界を生み出すために用いる触媒が現代科学の知識であるのか、作者によって確認作業の行われた神秘主義の知識であるかによって、前者をSF、後者をファンタジーと便宜上呼ぶ。

作者の気ままな空想による作品を、ファンタジーということが多いようだが。

これを書いていたら、たぶん、ひと月は潰れる。色々なタイプの作品を書けるというのは物書きとして強みになると思うが、電子書籍化作業、『不思議な接着剤』がまた滞ってしまうのは嫌だな。

ほとんど初チャレンジの表紙絵のお絵描きは負担だったが(挿し絵も描くべきだろうか?)、SFとなると、神秘主義的知識とは別の知識――物理とか――がそこそこは要る怖さがある。

物理方面であれば、息子に訊けば、わかりやすく説明してくれると思うが、息子は多忙なので、あてにしちゃだめ!……と自分にいい聞かせる。

とりあえず、『田中さんちにやってきたペガサス』の電子書籍化を済ませよう。

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